シングルマザーの自分にOKサインを！

「シングルマザー」に関わって最も多い相談は、「シングルマザーになる選択」つまり離婚です。相談者は大きく分けて二つのことについて不安を感じ、悩んでいます。

一つは、仕事をしていなかったり、パートなどで十分収入がない状況のため、離婚して経済的に子どもを育てていけるかどうかという不安です。もう一つは、自分が離婚を選択することで「父親のない子ども」になることへの不安と罪悪感です。「母子家庭で差別されないか」父親がいないと子どもが精神的に不安定になるのではないか」という不安、「子どもから父親を奪っていいのか」という罪悪感を訴えられます。

カウンセリングでは、漠然とした不安は、現実的な問題解決としてとらえていけるよう進めていきます。自分の気持ちを見つめ、様々な選択肢を具体的に検討していきます。

また、離婚後の状況変化や喪失に苦しむ相談も寄せられます。自分が望んでいなかった離婚やＤＶ（ドメスティックバイオレンス）による離婚は、気持ちが揺れ、後悔や不安、悲嘆がより大きくなります。カウンセリングでは、自分のペースで受けとめていけるようサポートしています。

その他の相談内容として、離婚後の子育て、子どもへの影響、子どもと父親の関係などもあります。再婚において、特に子どもとの関係での悩みもあります。

どのようなテーマでもカウンセリングにおいては、相談者自身が自分の気持ちに気づき、自分なりの選択をしていけることを大切にしています。